少しでも暗くなったらライトを点けてくれ!! 車や自転車のライトの2つの役割とライトに関するお願い
2019/09/23
日照時間が長い夏が終わり、秋から冬にかけては学校や勤務先からの帰宅時間に暗くなり始めます。
これらの時期の夕方は交通事故が非常に多いと言われています。
一体なぜなのか?それはここ最近特に私が憤りを感じている事にも関連します。ここではその憤りを感じている事について書き殴ってみます。
少し暗い所では車のライトを点けない人が多い
完全に夜になればうっかりさん以外はほとんどの方がちゃんと車のライトを点けて走行しています。まあライトを点けなければ見えませんもんね、当たり前です。
しかし、日が落ちて暗くなり始めてきて、そろそろライトを点けてもいいんじゃないかと思う暗さになってもライトを点けない人が結構見受けられます。これ、歩行者や対向車サイドから見るとかなり危ないんですよね。
完全に見えなくはないのだけれども見えにくい。こういった感じなのです。
薄暮時だけではなく、酷い場合だとトンネル内を走行していてもライトを点けない人もいます。しかも中にはトラック運転手のようなプロのドライバーもいたりするのです。
確かに最近のトンネル内の照明は明るくてライトを点けなくても見えなくはありません。でもトンネル内ではライト点灯は当たり前の話でしょうが…と言ってやりたいです。
ちょっと暗くてもライトを点けない。そういった人達を見るたびに私は憤りを感じるのですよ…はい。
ライト点灯の2つの意味
ライトには2つの役割があります。薄暮時やトンネル内等でライトを点灯しない人達は恐らく役割の1つは理解しているけれどもう1つは理解していない、もしくは2つ共理解しているけれど確信犯という事になります。
その2つの役割を今一度見ていきましょう。
①運転手の視界を良くするため
1つ目は夜間にライトを点灯させて走行している人全員がわかっている事かと思います。
夜だったら周りが暗くて見づらくなるからライトを点けて走行します。心眼の持ち主でない限り、何も見えないまま走行していたらほぼほぼ事故に遭います。
事故によって自分の車や身体がクラッシュしたら嫌ですもんね。自己を事故から守るためにライトを点けるのです!!(ダジャレだけど、ダジャレじゃないぞと言っておく)
たまに外の灯りが煌々としているからってライトを点けずに走行する猛者がいますが、その原因と自分がそれに陥らないようにする対策については後ほど述べさせて頂きます。
②第三者へ存在を知らせるため
ライト点灯の役割2つ目は、暗闇の中、「オレはここにいるぞ~!!」と、他のドライバーや歩行者に知らせるというものです。
周りが暗かったら自分が見えないのと同じく、当然相手も周りが暗かったら何も見えないのです。そこで明るいものを見るとそれが見えるのです。
相手は貴方が点灯させているライトを見て、「あっ、車だ!!」と気が付いて避けるなり走るなりします。当たり屋だったら自ら車に当たりに行きます。
そう、①が自分を守るための役割だとしたら、②は相手を守る役割と言えるのです。
ライト点灯は②の方が重要だと思うんだ
ライト点灯の2つの役割を説明してきましたが、どちらも重要な役割です。しかし、車のハンドルを握る以上、他人に被害を及ぼす事はしてはいけません。
そのため、第三者の保護優先という観点から、少なくとも私は②の方がライトの役割としては重要であると思うのです。
たとえ自分では見えていても、相手には自分の事が見えていないのかもしれない。そういった意味でのライト点灯は非常に大切な事です。
薄暮時に運転をしている時、確かに自分の目ではライトを点けるまでもないといった明るさなのです。しかし、気付いていないだけで実際には日中ほど見えていなく、対向車や歩行者が見えにくくなっています。
逆に自分が歩行者の立場となったらそれは顕著に現れます。薄暮時にライトが点灯されていない車が接近しても発見が遅いのです。実際ライトを点けていない車が側を通ると怖いものですよ。
照明の明るいトンネル内でもそうです。トンネル内の道路はよく見えているつもりでも、対向車は非常に見えにくくなっています。逆に対向車がライトを点けていないと発見が遅れる、距離感が掴みにくい等で非常に恐ろしく感じます。
薄暮時やトンネル内を走行する際、「自分が見えるからいいや」じゃなく、「自分の存在を相手に知らせなければ」という気持ちを持ってライトを点灯させて頂きたい。
自分目線ではなく、相手目線での運転をお願いします。
うっかり無灯火にご注意を
先程、ライトの2つの役割の①にて、夜なのに外の照明が明るいからといって無灯火で走る人もいると言いました。この場合、そのほとんどがライトを点けたつもりで走っているといったケースです。一言で言えば、ライトの点け忘れですね。
特にこのライト点け忘れは、近年増加傾向と見受けられます。本当に結構いるんですよ!! しかもそういう事する人の多くは車のカラーが黒かったりするんですね~(ガクブル)
という事で、なぜこのようなうっかり無灯火が増加しているのかを考察してみました。
その原因としては、まずは街中の照明が技術の進歩と共に明るくなったからというのが考えられます。今はほとんどLEDになってますからね~。
もう1つの原因として考えられるものは、近年メーターパネルの照明がライト消灯状態でも点灯するものが増えたからという事です。
以前の車はヘッドライトを点灯させなければメーターパネルの照明は点きませんでした。なので、メータパネルを見ればライトが点灯されているか否かがわかったので無灯火でもすぐに気付く事が出来ました。
しかし最近の車はメーターパネルの照明が常時点灯しているものが多いです。私が現在乗っている車もそのタイプです。ちなみにライトが点灯しているか否かを判断するものは、私の車を例に出してみるとこのような感じです。
このようにライトマークが点きます。
こちらがヘッドライト消灯時の様子です。ライトマークは消えていますが、メーターの電気は普通に点いてますね。
メーターパネルに電気が点いていて外灯が明るいとあたかも自分はライトを点灯させて走っているように感じますね。しかも何も違和感なく運転出来ちゃいますよね。しかしこれをやられるといくら外は外灯で明るいとは言え、相手には非常に見えづらくなって危ないです。
このうっかりをなくすためには走行前にライトマークの確認の徹底や、本当にライトが点いているかライトスイッチを回すようにして確認をする事です。うっかりで事故を起してしまったらうっかりどころではなくなってしまいます。この確認を癖付けるようにしましょう。
また、無灯火は道路交通法違反になります。違反点数は1点加算、反則金は普通車で6,000円となります。うっかりが警察に見つかったらうっかりどころではなくなってしまいますのでご注意を。
自動車だけではない!自転車の無灯火も非常に危険
私個人的な意見としては、自動車の無灯火よりもタチが悪いのが自転車の無灯火です。これに関しては自動車運転手・歩行者両方の立場から見ても本当に許せません!!
無灯火で普通に道路の真ん中を走ってて轢きそうになるわ、歩道を歩いていたら無灯火の自転車と衝突するわでもう怒り心頭です。ちなみに歩いている時に衝突してきた高校生は無言で走り去っていきました…。お前には道徳というものがないのか?
自転車に乗る人(特に中高生)は自動車ドライバーと比較してライトの役割②の意識が低いのが本当にタチが悪い…。しかも自転車のライトってそんなに明るくないから尚更点けても意味がないと思っているのが多いのも酷い話ですよね。
自転車は夜間ライト点灯させてくれ!! 車と違ってエンジン音ないから余計に気付きにくいんじゃ!!
中にはライトがデフォルトで付いていない自転車に乗っている輩までいるのです!!
自転車にライトが元々付いていないのだったら後付けのライト普通に売ってるからそれ取り付けてくれ。しかも今なんて明るくて、USBケーブルで手軽に充電できるタイプのライトがあるんだから。
そもそも自転車の無灯火も違反だからな!! 自転車だからって軽く見るなよ!!
…いけない、ついついエキサイトしてしまいました…。
でも本当に車に気付かれずに轢かれても、歩行者を自転車で撥ねても取り返しの付かない事になるから、暗くなり始めてからはちゃんとライトを点けて下さい。
他人に思いやりのある運転を
自動車でも自転車でも、自分本位での考えではなく、相手の事を思いやって運転する事が最も重要な事です。
「自分が見えるから」「相手も見えるだろう」ではなく、「相手には見えてないかもしれない」「ひょっとしたら自分でも見えてないのかもしれない」といった気持ちを持って運転する事が大切です。
冒頭でも説明しました、秋から冬にかけては帰宅時間と日没時間が重なり交通事故が多発しています。ちょうど周りが見えにくくなる頃に道路が混雑するからです。
ドライバーがライトを点灯させて自身の視界を良くするのと同時に、存在を示す事により歩行者に注意喚起をすれば事故を減らす事が出来る事でしょう。
ハンドルを握る人達は、是非とも少しでも暗くなったなと感じたらライトを点灯させて走らせて頂くようお願い申し上げます。
何だかんだ偉そうな事を言っちゃいましたが、今回はここまで!!
また次回お会いしましょう☆ミ
See you!!
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