究極のカレーの隠し味を探せ!! ベストなカレーの隠し味を検証するために色々な調味料を試してみた
オレにカレーを食わせろ!!
今の若い人達は知らないだろうな~日本印度化計画。
という事で、今回の記事のテーマはみんな大好きカレーです。
カレーにはどんな隠し味が合うのか?
カレーは家庭によって味が違うと言われています。つまり、作り手によって味が変わるという魔法のような食べ物です。
なぜ人によって味が変わるのか?その大きな要因となるものはずばり『隠し味』なのではないでしょうか。
カレーというものは不思議な食べ物で、食材や調味料であれば基本的にどんなものも受け入れてしまい、絶妙な味の違いを引き出す事が出来るのです。
カレーの隠し味について色々調べてみても、隠し味として使える調味料は実に多彩です。入れると不味くなる調味料はないのではないかと思わせる程です。
そこで私は思ったのです。本当に美味しいカレーを作るには何を入れたらいいのか?と。
それを追い求め、研究すべくこの企画が誕生したのです。
実はこれ、以前にもそのうちやってみたいな~と言っていた企画なのです!!
リンク: ブログのネタとしてチャレンジしたい事を発表しちゃうぞっ!
この記事を作成してから約10ヶ月…長い月日が流れてしまいました。だってカレーって1回作ったら数日持つし、味が変わるとはいえ全てのカレーを食べ終わってまたすぐに新たにカレーを作っていたらさすがに飽きてしまいますもんっ!!
検証をする際の決め事
今回の調査は、どの調味料が隠し味として最もいい味を出すのかを検証するものです。なので、あるいくつかのルールに基づいてカレーを作っています。
まず第一に、純粋に隠し味のみで味の違いを調べるためには、調味料以外のものを1種類に統一をする必要があります。そのため、ルーや具材は毎回同じ種類のものを使う事にします。
カレーのルーは、ハウスこくまろカレー辛口で統一しています(理由は安いから)。
具材は全て以下の種類を使用しています。
- 豚バラスライス
- 玉ねぎ
- じゃがいも(男爵)
第二に、カレーの作成手順はこくまろカレーの裏面に記載されている作り方に沿っています。ざっくり手順をまとめると以下の通りとなります。
- サラダ油で肉やカットした野菜を炒める。
- 割り入れるルーの量に応じた分の水を入れ、弱火~中火で煮込む。(目安時間は沸騰後15分)
- 一旦火を止め、ルーを割り入れて溶かすようにかき混ぜる。
- ルーが溶けたら再び弱火で10分程度煮込む。焦げ付かないようこまめにかき混ぜる。
そして各隠し味の投入タイミングは、4.の再び弱火にかけてから2~3分後としています。
こうする事により、隠し味以外の味の変化要素を極力排除しようとしています。と言ってもタイマーを使ってきっちり計っている訳ではなく、時計を見てだいたいで計っているのでそこまできっちり厳密にやっている訳ではありません。
私のカレーの隠し味
私が今回実験した隠し味を公開する前に、普段私がカレーを作る際に使っているお気に入りの隠し味を晒していきたいと思います。
私が普段使っているカレーの隠し味は、にんにくすりおろしとオイスターソースです。
オイスターソースを入れる事で濃厚でしっかりとしたコクが生まれます。そこににんにくが入るとスパイシーさが強調され、食欲がそそる香りと味を出す事が出来ます。
カレールー4皿分に対して、にんにくは1かけ、オイスターソースは大さじ2を入れています。
にんにくすりおろしとオイスターソースを隠し味に使ったカレーの完成写真はコチラ!!
オイスターソースの影響でルーの色が少々濃くなっています。そして、にんにくの香りがこれからカレーを食べる者の食欲を掻き立てます。
コク | ★★★★★ |
キレ | ★★★★☆ |
辛さ | ★★★☆☆ |
酸味 | ★★★☆☆ |
個人的評価 | ★★★★★ |
試してみた隠し味
ではでは本題の今回実験してみた4通りのカレーの隠し味を紹介&評価していきたいと思います。
各調味料の分量は、カレールー4皿分(1/2箱分)に対してのものとなっています。
評価に関しては味覚の問題なので、個人的意見の要素が強いです。あくまでも参考程度にとどめておいて下さい。
醤油 + 卵黄
カレーの隠し味としてよく使われる醤油と、卵の黄身を合わせてみました。
卵かけご飯的な感覚で美味しいかなと思い試してみました。
鍋にカレールーを投入してから、卵黄を抽出します。
カレー鍋に卵黄1個と醤油大さじ2を入れ、かき混ぜます。
こちらが完成形です。
ルーの色は醤油よりも卵黄の方が色濃く出ており、薄めのカラーとなっています。
気になる味の方は、露骨な卵黄の味はしないものの、ルー全体に甘みが広がっていました。卵黄の甘みに加え、醤油の味わいがマッチし、しょっぱさも全体に広がるといった印象でした。
非常に食べ易い味となっていますが、濃厚さという観点で見ると少々物足りないかなといったところです。
甘めのカレーが好きな人には美味しく味わえると思われます。
コク | ★★☆☆☆ |
キレ | ★★★★☆ |
辛さ | ★★★☆☆ |
酸味 | ★★★★☆ |
個人的評価 | ★★★★☆ |
豆板醤 + 甜麺醤
続いては、中華料理の定番の豆板醤と甜麺醤をブレンドしてみました。これらを入れる事によって中華テイストになるのではないかという実験です。
カレールーを投入した2分後くらいに、甜麺醤小さじ2を投入します。
続いて豆板醤小さじ2を投入し、全体をかき混ぜます。
こちらが完成形です。
ルーの色が何と言いましょうか、甜麺醤チックなカラーに変わりましたね。
気になるお味の方は、甜麺醤の風味がカレー全体に出ており、カレーの濃厚さを引き出す事が出来ていました。
しかしながら、私自身が想像していたコクが出ず、もうちょっと濃厚になるのかな~というのが正直な感想です。恐らく甜麺醤の分量をもう少し増やせば想像通りのコクに近づけたのではないでしょうか。
豆板醤で辛味が少々増すかなと思っていたのですが、こちらも想像していたよりも辛味がプラスされていなかったという印象です。
ただ、今回カレーに豆板醤を入れてみて、豆板醤がカレーの味の邪魔をしないという事がわかりました。なので上手に使えば辛さ増強のアイテムとして使えるのではないでしょうか。そう考えると甜麺醤同様、分量を少し多くしてもよかったのかな。
甜麺醤の影響なのか、全体的に濃厚な味わいとなった反面、多少癖のある味となりました。いつもと違うカレーを食べたいと思ったら甜麺醤を入れてみるのもいいかと思います。
コク | ★★★★☆ |
キレ | ★★☆☆☆ |
辛さ | ★★★★☆ |
酸味 | ★★☆☆☆ |
個人的評価 | ★★★☆☆ |
ケチャップ + 赤ワイン
洋食チックな、おしゃれな味わいを求めてケチャップと赤ワインを試してみました。
鍋にカレーを投入して2分後くらいに、まずは赤ワインを大さじ1入れます。
続いてケチャップを大さじ1入れ、全体をかき混ぜます。
こちらが完成写真となります。
入れた隠し味が隠し味なだけあり、ルーの色も赤みがかっていますね。
実際に食してみると、両者とも酸味のある素材のため、カレー全体に酸味が強調されるものとなりました。
ケチャップでコク、赤ワインでキレを引き出したといった印象です。
しかし、この2つの調味料、カレーにマッチし過ぎたのでしょうかね。これと言って味に特徴が見られなかったのです。
よく考えたら、実家のカレーの隠し味にケチャップが使われていたのを思い出しました。ケチャップ入りのカレーは慣れてるからそんなにケチャップを感じなかったのかしら。
どちらかと言ったら、赤ワインの酸味が目立った印象でした。
全体的にバランスが取れているので、どんな人にでも食べ易いカレーであると思います。
コク | ★★★☆ |
キレ | ★★★★☆ |
辛さ | ★★★☆☆ |
酸味 | ★★★★☆ |
個人的評価 | ★★★★☆ |
料理酒 + 白味噌
最後に、今回のダークホース的な存在です。思いっきり和テイストを強くしてやろうと思い、料理酒と白味噌を隠し味に使ってみました。
料理のさしすせその手順に習い、まずは料理酒大さじ1を投入します。
続いて白味噌を大さじ2投入し、全体をかき混ぜます。
白味噌の影響か、ルーの色も薄くなりましたね~。
史上初の不味いカレーが出来たのではないかとおっかなびっくり食べてみました。するとなんと、カレーが非常にまろやかとなっていました。
味噌の甘みがカレーに広がり、辛味が軽減されていたという印象です。
料理酒のしょっぱさもアクセントとなり、ダークホース的だった隠し味も一躍ヒーローへと変わりました。私自身も今回の実験の中でこれが一番のお気に入りとなりました。
甘みが広がるので、お子様にも喜んで食べて貰えるかと思います。
コク | ★★★★★ |
キレ | ★★☆☆☆ |
辛さ | ★★☆☆☆ |
酸味 | ★★★☆☆ |
個人的評価 | ★★★★★ |
そこに調味料がある限り挑戦し続けます!!
今回で4通りの隠し味を試してみました。基本的にはどのペアも不味いカレーが出来上がる事なく、美味しく食べる事が出来ました。
カレーは何を混ぜても美味しくなると言われていますが、不味くなると思った料理酒と白味噌の組み合わせでも、その予想を覆す味を引き出しました。
そう考えるとカレーの隠し味は奥が深いですね~。
今回試した隠し味はまだまだ序の口と言えるでしょう。これからも更に新たな素材を使って隠し味の実験をしていきたいと思います。時には調味料の枠を超えた、奇抜なものを入れてみる事もあるでしょう。
とにかくカレーに入れられる隠し味候補があればあるだけこのあくなき挑戦は続いていきます!!
次はどんな隠し味の素材が出てくるのかと、楽しみにして頂けたら幸いです。
ただ、この企画では1つの記事に4~5通りのネタを提供していこうかと思っています。更に扱う食材がカレーという、非常に保存が利くものであるという事実を掛け合わせると、次回のこのネタの更新はかなり先の話へとなってしまう事をご了承下さい。
この実験のために1つのカレーがなくなったら即次のカレーを作れというのは勘弁して下さい。いくら味が変わるからと言ってもさすがに飽きてしまいます!!
そんな訳で、次回のカレー隠し味記事の更新を気長にお待ち下さいな。
という事で今回はここまで!!
また次回お会いしましょう☆ミ
See you!!
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