バイナリーオプションって何?投資未経験のド素人が基本と仕組みについてまとめてみた
2018/02/07
こんにちは~ U-39 で~す!!
今回はいつもとは毛色が違う記事を書かせて頂きます。
Twitterやってると『バイナリーオプション』アカウントがウザい!そもそもバイナリーオプションって何?
Twitterを利用されている方々ならば一度は経験があるかとは思いますが、ある日突然『バイナリー垢』なるアカウントからフォローが来たりします。
このアカウントの人達、正直ウザいですよね~。
楽して大金を儲けられますよアピールから始まり、普段はセレブチックな生活をしているかのような写真を掲載し、仕舞いにはプロフィールに「レクチャーします」だの「興味のある方はダイレクトメッセージから」だの記載されています。
…知らんがな。
そんなの自分で勝手にやってれ!!
そんなウザいバイナリーこと正式名称バイナリーオプションのアカウントですが、コイツら一体何者なのでしょうか?
一挙解明する前に、まずは敵を知るには敵を知れ。バイナリーオプションって何ぞや?という至って初歩的な事を簡単に勉強をしてみた訳でございます。そうしているうちに、バイナリーオプションの知られざる仕組みについても学ぶ事が出来ました。
今回は、バイナリーオプションについてとその仕組みについて、未経験のド素人男が勉強した事をまとめて暴いてみようと思います。
バイナリーオプションとは現時点より円安になるか円高になるかを予想するもの
バイナリーオプションとは投資の一種で、外国為替取引に分類されます。
それだけを聞くと、「何だかFXみたいで難しそう」と思われるかもしれません。しかし、ルール的には至ってシンプルです。
一言で言ってしまえば、トランプの『ハイ・アンド・ロー』と全く一緒です。ハイ・アンド・ローとは、場に1枚表面にしたトランプがあり、次にめくるトランプが場に出ているトランプの数字よりも大きいか小さいかを当てるという、非常にわかりやすいゲームです。
トランプの数字を為替の変動に変えたものがバイナリーオプションです。
現在『1ドル=100円』だとしたら、15分後の為替レートが100円より高くなっているか低くなっているかを当てるといったものです。
同じ為替で取引を行なうFX(外国為替証拠金取引)と比較をしても単純明快で、かつ容易に参入が出来る投資なのです。
時代劇での一コマで見られる丁半博打と同じようなものです。あれもサイコロ2つの目の合計が丁(偶数)か半(奇数)かを当てるゲームです。
バイナリーオプションの知られざる仕組み
ここまでの話を聞く限りだと、「無知の状態でやっても勝率50%で、上手くやれば勝てるんじゃね?」と思われるかもしれません。
確かに勝率が50%であれば、10回やって6回勝てば勝ち越しになります。
ところがどっこい!そう上手くいかないのがバイナリーオプションの仕組みであり、世の中の構図でもあるのですよダンナ~。
やればやるほど勝率は50%に近付く
どんなに勝率50%より上に持っていける自信があっても、それを長期的に続ければ続けるほど勝率は50%に限りなく近付くものです。これは確率論で「大数の法則」という名で定義付けられています。
大数の法則とは、ある試行を何度も繰り返し行なうと、試行を行なった結果の平均が理論値に近付くというものです。
例えば、コインを投げて裏表を当てるゲームをやったとします。計算上、表が出る確率は1/2ですよね。これを実際に何度も何度も行なっていくと、表が出た結果は限りなく1/2に近付きます。これが大数の法則です。
数分後の為替相場が現在の相場よりも大きいか小さいかを当てるバイナリーオプションは言うまでもなく計算上当たる確率は1/2です。これを何回も何回も繰り返していくと、勝ちと負けの回数が半々に近付いていきます。
この事から、外国為替について無知の状態でバイナリーオプションを行なっても、半分の確率で勝てるし、半分の確率で負けると言えます。
買った場合の仕組み
バイナリーオプションで買ったら、当然掛け金の2倍が手元に入ると思っていたら大間違いです。
勝った場合は戻ってくる金額にペイアウト率というものがかけられます。ペイアウト率とは手数料みたいなもので、取引業者によって設定が異なりますが、大抵戻ってくる金額の1~2割ほどが持っていかれます。
10,000円を投資した場合、ペイアウト率180%で勝った際は、
18,000(戻ってくる金額) - 10,000(投資金額) = 8,000(純利益)
という事になります。
この通り、勝った場合は投資した金額の2倍が返ってくるという訳ではありません。
ちなみにペイアウト率で引かれた分のお金はバイナリーオプション取引業者の収益となります。
負けた場合の仕組み
バイナリーオプションで負けた場合は、投資した金額全てが没収となります。
ペイアウト率があるから、
ってならないのかい!?
はい、ならないですっ!!
ペイアウトという言葉自体が「利益の戻り」という意味です。負けは損失です。その時点でペイアウトから外れています。
負けた場合は温情なしの完全ゼロとなります。
ちなみに負けたお金は、勝った人への支払金に使われます。余剰分はバイナリー取引業者の収益となります。
必然的に勝率50%では損をする
以上の事から、勝った場合は2倍よりも少なくなり、負けた場合はゼロとなります。すなわち、勝率が50%の場合は損失が生じ、投資を行なえば行なうほど損失が膨れ上がります。
掛け金10,000円、ペイアウト率1.9倍の条件で10回、20回バイナリーオプションを行なった場合、勝率50%での損益は以下の通りとなります。
- 10回の場合
- 10,000円 × 1.9倍 × 5回(勝ち数) = 95,000円
- 95,000円 - 100,000円(総投資金額) = ▲5,000円
- 20回の場合
- 10,000円 × 1.9倍 × 10回(勝ち数) = 190,000円
- 190,000円 - 200,000円(総投資金額) = ▲10,000円
このように、ペイアウト率が計上される事により勝率50%の場合は実質マイナスとなります。さらに、回数を重ねるごとに比例して損失が大きくなります。
ちなみに確実にプラスにするためには勝率60%以上必要となります。しかし、ランダムで上か下かを予想し続けていれば大数の法則により、勝率は50%に限りなく近付きます。
このようにして見ると、バイナリーオプションは必然的に負ける率が高くなるような仕組みとなっているのです。
為替相場の知識が豊富な人ほどバイナリーオプションではなくFXを行なう傾向がある
それだったら為替の知識をつけてバイナリーオプションに臨めば勝率が上がるんじゃないの?という疑問が生まれてくる事でしょう。
しかし、バイナリーオプションは5分後や10分後といった短時間の勝負。短時間で為替レートを見極めるのは為替のプロでも至難の業と言えます。
レートが上がるとわかっていてハイに投資をしたとしても、一瞬だけレートが下がるという事もしばしばあります。この一瞬だけ下がった時が約束の時間だったらそれで負けとなります。その一瞬を見極めるのは極めて困難です。
同じ為替で取引をするFXはバイナリーオプションのように単純ではない分、様々な戦略があり、柔軟性があります。さらには、バイナリーオプションでは負けは完全にゼロですが、FXの場合は負けたとしても戦略次第で損失を最小限に抑える事が出来ます。
そのため、為替の動きを読み取る事が出来る人間はFXの方が勝ちやすいと言われています。
この事から、バイナリーオプションは玄人でも非常に難しく、為替の知識を身につけたからと言って勝率が上がるとは言い切れません。むしろ為替のプロでもバイナリーオプションで勝率50%を維持するのは難しいとされています。
バイナリーオプションはわかりやすいルールだからといって簡単に手を出すべからず
バイナリーオプションはルールが単純明快で、投資の入門としてよさそうに思えます。しかし、ルールがシンプルが故に勝ち続けるのは難しいものであると思った方が良いでしょう。戦略よりも運の要素が強い、投資というよりもギャンブルに近い性格を持っています。
バイナリーオプションに興味があるという方は、今一度それが持つ性格や仕組みを自身で調査をした上で検討をして下さい。決して「簡単に稼げそうだから」という理由で安易に手を出してはいけません。
また、ルールが単純明快で一攫千金を狙えるイメージがあるからか、先の Twitter のバイナリー垢のような、怪しげな連中が蠢いています。「わかりやすい上に稼ぎ易い」を謳い文句に手招きをしてきます。そんなヤツらに決して引っかからないようにして下さい!!
バイナリーオプションをやるにしてもやらないにしても、ネットをやるにあたり、あっても損はない知識だと思ったので、今回ブログの記事とさせて頂きました。
今回の記事をふまえて、次回は例の Twitter の『バイナリー垢』について徹底検証をしていきたいと思います!!
そんな訳で今回はここまで!!
また次回お会いしましょう☆ミ
See you!!
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